日商PCプロフェッショナル検定ってどんな資格?
日商PCプロフェッショナル検定とは、PCスキルに関する実用的な認定試験です。
「文書作成」「データ活用」「プレゼン資料作成」の3種あり、1級、2級、3級、ベーシックの4つのレベルがあります。
事務職や経理など事務系のオフィスワーク職を目指す人は取得しておきたい資格です。すべての分野で2級以上に合格し、日本商工会議所へ申請すると、「日商PCプロフェッショナル認定証」が発行されます。これにより、高度なITスキルを持っていることを公式に証明できます。
日商PCプロフェッショナル検定の資格取得方法
受験資格
特になし。
受験方法
全国の試験会場でパソコンで受験(CBT方式)。
1級のみ、年2回の試験日(10月第1日曜、2月第3日曜)に開催。
出題内容
- 2級:(文書作成)企業実務で必要とされる文書作成ソフト、表計算ソフトの機能、操作法を身につけているなど(データ活用)電子認証の仕組み(電子署名、電子証明書、認証局、公開鍵暗号方式等)について理解しているなど(プレゼン資料作成)プレゼンの工程(企画、構成、資料作成、準備、実施)を理解し、ストーリー展開を踏まえたプレゼン資料を作成できるなど
- 1級:(文書作成)当該業務の遂行にあたり、ライティング技術を駆使し、最も適切な文書、資料等を作成することができるなど(データ活用)表計算ソフトの関数を自在に活用できるとともに、各種分析手法の特徴と活用法を理解し、目的に応じて使い分けができる(Excelのデータ分析アドイン機能の活用を含む)など(プレゼン資料作成)図解技術、レイアウト技術、カラー表現技術等を駆使して、高度なビジュアル表現により分かりやすいプレゼン資料を効率よく作成できるなど
合格基準
知識、実技の2科目とも70点以上で合格。
日商PCプロフェッショナル検定の難易度・合格率は?
- 3級:56.1%
- 2級:54.5%
- 1級:17.4%
期間:2025年4月1日~2025年9月30日
3級と2級は50%を超えていますが、1級になると20%を下回るため、1級はかなり難しいと言えます。しっかり対策して挑みましょう。
出典:販売士 受験者・合格率等データ | 商工会議所の検定試験
日商PCプロフェッショナル検定の資格取得メリット
取得していると就職活動や転職の際にアピール材料の1つとなり評価対象になります。特に事務職やIT企業などへの就職を考えている方はパソコンに関する知識やスキルは必須となるため、取得しておきたいところです。
1級まで取得しておくと、基礎的なPC操作や書類の作成から企業のお金の流れの把握やデータを分析して売上の予測を立てるなどの応用的なところまでを理解することができ、実務にも役立てることができます。
日商PCプロフェッショナル検定を活かせる仕事
日商PCプロフェッショナル検定を持っていると、業種や職種を問わず、さまざまな仕事で活かすことができます。
- 経理:会社のお金を記録・管理をする仕事。
- 会計事務所スタッフ:クライアントの経理や決算、納税のサポートを行う。
