動物の看護師「愛玩動物看護師」とは?
犬や猫といったペットたちは家族の一員として愛され育てられていますが、その健康管理やケアにおいては、専門家の存在が欠かせません。国家資格をもつ「愛玩動物看護師」は、ペットや小動物の健康管理を専門としており、飼い主と動物の間を取り持つ重要な存在となっています。 ここでは動物看護師の仕事内容や必要なスキル、国家試験の受験資格など、愛玩動物看護師について詳しく解説します。
愛玩動物看護師ってどんな仕事?
動物看護師は、動物病院や動物保護施設、ペットショップなどで働き、獣医師と協力して診療補助や看護、ケアを行います。直接的な診療行為は行えませんが、採血や投薬、マイクロチップの挿入、カテーテルによる採尿といった医療行為は獣医師の指示のもと行うことができます。
その他には病状の観察や処置の補助、薬の管理、手術の準備や入院中の動物のお世話、アフターケアなど、様々な業務を担当しています。
また、飼い主と動物のコミュニケーションの架け橋としても重要な役割を果たしています。言葉を喋れない動物の状態を感じ取り、飼い主に対して正しい飼育方法や健康管理のアドバイスを行い、ペットの幸福と健康を守る助けとなっています。
愛玩動物看護師になるには?
愛玩動物看護師の国家資格を取得するためには、愛玩動物看護師養成所の指定を受けた専門学校や大学で必要な知識と技術を学んだ後、年に1度実施される国家試験に合格する必要があります。
すでに専門学校や大学を卒業していたり、動物看護師で働いている方も2027年4月末までに講習会に参加したり予備試験に合格すること※で国家試験の受験資格を得ることができます。
※愛玩動物看護師の実務業務を5年以上行なった方は、講習会の後予備試験に合格する必要があります。
愛玩動物看護師の収入はどれくらい?
厚生労働省の職業情報提供サイトによると、愛玩動物看護師の平均年収は約352万円となっています。
国家資格化される前は年収300万円〜330万円程度が一般的でしたが、国家資格となったことで専門手当がついたり、待遇を改善したりする病院が増えています。経験を積み、専門性の高い看護技術を身につけることで、さらなる収入アップも見込める注目の職業です。
出典:厚生労働省の職業情報提供サイト job tag
愛玩動物看護師に必要な資格やスキルは?
愛玩動物看護師として働くためには「愛玩動物看護師(国家資格)」が必須となります。
動物医療の現場では、技術だけでなく、周囲と連携するための「人間力」が欠かせません。まず重要なのが、獣医師と飼い主さんを繋ぐコミュニケーション能力です。動物の様子を飼い主さんから丁寧に聞き出し、獣医師へ正確に伝える「橋渡し役」としての役割が求められます。また、言葉を話せない動物のわずかな変化を察知する鋭い観察力も必要です。診察の合間に容態の変化をいち早く捉え、冷静に判断する力が命を救う鍵となります。さらに、電子カルテの入力や在庫管理などの事務処理能力も、チームの一員として病院運営を支えるために不可欠なスキルです。
愛玩動物看護師に向いてるタイプは?
- 動物が大好きで、命を大切にできる人:病気で苦しむ動物を助けたいという強い気持ちと、愛情を持って接することができる人が求められます。
- チームワークを大切にできる人:獣医師や他の看護師と連携する「チーム医療」の現場です。周囲と協力して動ける協調性が重要です。
- 心身ともにタフで、冷静な判断ができる人:急患対応など、現場では体力やスピードが求められる場面もあります。どんな時も落ち着いて行動できるタイプに向いています。